家で死のう!  萬田緑平・著   2022/6

副題は 緩和ケア医による「死に方」の教科書

夫が医大病院から退院し、手探りの自宅介護がスタート。
既に色々な本を読んできた私ですが、新しい書籍も続々です。

人が死ぬという定義
p.6 人は誰もが死にます。
   だんだん元気がなくなり、だんだん食事がとれなくなり、
   だんだん歩けなくなり、寝ている時間が長くなります。

   そのうち水も飲まなくなり、トイレにも行かなくなります。
   そして、深い眠りに入って意識がなくなると、ついには
   呼吸が弱くなり、とうとう呼吸が止まります。
   それと同時に、心臓が止まる。

   これが、人が死ぬということです。

おぉ、何という穏やかな、理想の死に方の描写です。
が、、、これは病変や身体の痛みが無い場合のみ?
我が夫は腸閉塞の治療に力尽き、痩せ細って退院してきました。

p.7 穏やかな死とは、飛行機がゆっくりとソフトランディングして
   いくようなイメージです。経年劣化によってエンジンや翼は
   ボロボロになってしまったけれど(歳をとって体中病気だらけ
   だけど)、無理して燃料を詰め込まず(無理して食事や水分を
   とらず)、機体が骨組みだけになっても(ガリガリに痩せても)
   死という運命に抗わずに、ゆったりと自分のペースで飛び続け、
   いつの間にか着陸していりう。そんなイメージです。

   低空飛行となってゆっくりと着陸すれば、
   死は決してつらくありません。

   そして、このような穏やかな死を迎える場所として
   自宅ほどふさわしい場所はありません
。

   今の日本において、病院で穏やかに死ぬことは簡単ではないからです。

たくさんの書籍で、このような記述を読んできました。
そして、今それが始まろうとしていますが、残念ながら
病人の痛みと苦しみは相当大きくて、穏やかではありません。

p.11 この本では、医学的に「病気とは何か?」「医療ができる
   ことは何か?」、そして誰もがやがて体験する
   「死の現場では具体的に何が起こるのか?」をお伝え
   していく中で、みなさんがご自身や大切な人の死について
   考えるきっかけになればとも思います。

   「より良く死ぬ」ためには、
   「より良く生きる」ことが必要です。

平易な文章で分かり易く、たくさんの例が示されていて好感度大です。

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