p.26 筋肉には外側にあるアウターマッスルと深部のインナーマッスルがあり、
腹直筋などのアウターは、笑ったり背中を丸めたりするなどの
日常の動作で勝手に鍛えられてしまう性質がある。
(アウターの代表は、腹直筋、腹斜筋、腹横筋)
一方、インナーは意識しないとスイッチが入らず、普通にしていると
アウターが先に働いてしまいます。
(鍛えたいインナーは、多裂筋、横隔膜、腹横筋、骨盤底筋)
<腹横筋が両方に登場しますが、記述通りにメモします>
さらに、アウターが鍛えられて腹部が縮むことで、
骨盤底筋群が引き上げられなくなってしまいます。
膣を締めたいなら、まずはアウターをオフにすること。
なるほど。巷の「転倒予防体操」や「美容体操」の殆どが
スクワット、腹筋(腹直筋)、ランジ、腕立て伏せなどのアウターの運動です。
方や,バレエでは
膝を曲げる姿勢だけはスクワットに似ていても、全然違う「プリエ」
ただの背伸びにしか見えない「ルルベ」
一見楽そうに見える手の表現「ポルドブラ」
などなど、似て非なるモノばかり。
体は一つながりですから、インナーを目指していても、両方使われることが
多いですが、せっかくインナーだけやっているつもりが、アウターにしか
なっていないことがあるのは困りもの。
こうみてくると、やっぱりバレエって偉大なメソッドなのね、と思います。