「在宅ホスピス」 6 別れの手紙

以下は著者が美大で「健康や命を大切にするようになる授業」を
行ったときの課題です。

P.214 「あなたは、余命3ケ月と宣告されました。
   あなたがもっとも大切だと思う人に宛てて
   800字以内で別れの手紙を書きなさい。」

   (中略)別れの手紙は、それが仮想現実であったとしても、
   過去を振り返り、今を見つめ、今を大切に生きることが、
   悔いない未来に繋がることを実感してもらえたようである。

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人間は絶対に最後は死ぬのですから、それが大往生であれ、
理不尽であれ、「運命、または不可避の偶然」として
受け入れざるを得ません。

私が走り回ったり、熟考していても、とんでもない最期になる
可能性は大です。それはそれとして、受け入れます。
「ちゃんと予測して、やれることをやって」の結果だからです。

でも、私の周囲には「予測は大嫌い」「考えると憂鬱」
「なるようにしかならない」という人がたくさん居ます。
それもまた、一つの生き方ですから、他人の私が出る幕はゼロで、
「ご自由にどうぞ。」と言うほか有りません。

でも、、、、もったいない。
このような良書を読み、死に方や場所を考え、
「今を大事に生きることが出来れば、本当に素晴らしいこと。」
だと、私は確信しています。

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