「在宅ホスピス」 4 スピリチュアル・ペインとは

P.184 「緩和ケア」とは (2002年WHOの定義)

   緩和ケアとは生命を脅かす疾患による問題に直面している患者と
   その家族に対して、疾患の早期より、痛み、身体的問題、
   心理・社会的問題、スピリチュアルな問題に関して、

   きちんとした評価を行い、それらが障害とならないように、
   予防したり、対処したりすることで、
   QOLを改善するための、アプローチである。
   
   (中略)つまり、死に直面するような疾患の場合に、
   患者さんは
   「身体的、心理的、社会的、そしてスピリチュアルな
   四つの問題に直面する」というのである。

さて?
スピリチュアな問題とは??

P.185 スピリチュアルペインは、我が国では殆どなじみのない概念

緩和ケアの専門家による説明として、
   ・人生の意味、目的の喪失

   ・衰弱による活動能力の低下や依存の増大

   ・自己や人生に対するコントロール感の喪失や不確実性の増大

   ・家族や周囲への負担

   ・運命に対する不合理や不公平感

   ・自己や人生に対する満足感や平安の喪失

   ・過去の出来事に対する後悔、恥、罪の意識

   ・孤独、希望のなさ、あるいは死についての不安

   といったさまざまな苦しみである、といわれている

P.186 (緩和ケアの臨床では)
   「スピリチュアルペインとは、
    自己の存在と意味の消滅から生じる苦痛」と定義した。

あ~、わからない・・・・です~~
(上記の殆どは、「心的苦痛」のように見えるので)
このことは、専門家である著者でさえ「難しい」といわれているので、
私ごときがまとめられるはずもないことです。

読者の皆様は、是非、この本を直接読んで勉強してください。
緩和ケアとは何か? 落とし穴が結構ありそう・・・・
世界的標準とは??
などなど、知っておいて損はない、大切なことのようです。 

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