P.59 日本動脈硬化学会は
「降下薬で総コレステロール値を下げれば下げるほど
死亡率も下がる」ことを証明したいがため、
220mg/dLの基準値を超えた約4万2000人の対象者全員に
降下薬を飲ませて死亡率を調べた
(中略)ここで大きな番狂わせ。試験をしてみると、
「総コレステロール値が200mg/dLを下回れば下回るほど
逆に死亡率は高くなってしまった」
(Circ.J. 2002:66:1087)
しかも、健康な日本人を対象にしたその後の大規模調査でも
「総コレステロール値が基準値を上回る240mg/dL以上の
<以上高値>の人たちの死亡率が最も低い」という、
日本動脈硬化学会にとってはまさに「泣きっ面に蜂」の
結果が (Ann Nutr. Metab 2015;66<suppl4>:1>
P.60 「カネと保身のためなら転んでもただではおきない」のが
日本動脈硬化学会の面々です。
総コレステロールの基準値に科学的根拠がないことが
ハッキリすると、彼らは総コレステロール値を
「LDLコレステロール値」と「HDLコレステロール値」の
二つに分け、LDLを「悪玉コレステロール」HDLを「善玉
コレステロール」と命名したうえで、
悪玉に照準を絞って新たな基準値を設けたのです。
P.69 以降、もっと恐ろしい事実が語られますが、
ここではこれ以上、書き写しません。
読者の皆さまは、著書を自分で読んで、色々考えてください。