P.111 膝、脚部の痛みを自分で軽減するには、
一般に三つのことが推奨されている。
1.体重を減らす
2.歩き方を正しく矯正する
3.大腿四頭筋の強化
以上は、五木氏の見解であって、私には大いに異論があります。
1.体重に関して
確かに、多過ぎる体重は関節への負担が大きいので減らす必要あり。
でも、適正体重をBMIで求めるだけでは、片手落ちかも。
五木氏のように、「僕は痩せすぎだから、体重問題はクリア」
などと安心されるのは危険です。
要は、体内の筋肉量なのであって、贅肉や浮腫みの水分ではありません。
2.歩き方
五木氏は「頭部をあるべき場所にきちんとすえて、足の踵から着地
(中略)親指のほうに荷重をかけて、足の指先で押し出す・・・
と、書かれています。
ご本人がやってみて具合が良かった(症状が改善された)のなら
良いのかもしれません。(でも、結果は出ていないようです。)
私自身は、頭部と胸郭を正しい位置にキープするのは当たり前で、
接地重心は踵骨の内側(踵側でなく、ちょっと土踏まず寄り)で、
決して指先で押し出したりはしません。
ま、これは私自身が色々試した結果の、自分用の歩き方なので、
万人に効くかどうかは、分かりません。
私自身も、色々な山行で、痛みが出る場合、すこぶる快調な場合など
色々です。だから、歩き方も色々変えてみて、常にチェックします。
万人に効く、サイコーの歩き方というのは、無いと思います。
ただし、「姿勢が崩れていてはダメ!」といのは万人に共通です。