以前、イチロー・カワチ医師の著書をご紹介しましたが、
あの「疫学」と同じなのね~と、納得。
つまり、個人的体感論とか情緒型ではなく、
「膨大な疫学データで、科学的な考察をする」という手法です。
この本で目を引くのは、「肥満と認知症の関係」です。
P.94 肥満による脳の萎縮は男性にしか見られない。
P.95 男性に多いこうした内臓脂肪型肥満タイプの人は、
インスリンや満腹抑制ホルモンであるレプシンの作用効果が
減ることが判っていて、それが脳に対して悪い影響を与えて
いるのではないかと考えられている。
結論:中高年の肥満は、将来の認知症リスクを上げる。
P.96 中年時の肥満が、将来認知症を起こすリスクが高いことを
証明している。早い段階で食生活を整え、適度な運動を行い、
肥満の改善認知症予防には重要である。
このことを、多くの人に伝えたい、シェアしたいと思います。
が、「好きな食べ方、酒を我慢するくらいなら早死にでオーケー」
という人(特に男性)が多いのが悩みです。でも現状にめげず、
自力整体ナビ仲間と知恵を出し合い、前進していくつもりです。