以下、著者が25歳の冬、沖ヨガ道場の取材をしたときの話です。
P.21 道場は100名ほどの”研修生”たちで埋め尽くされていました。じつは、
その多くは全国から沖ヨガで病気を治したい一心でやって来た患者さんたち。
P.22 (中略)黒い袴をパッパッと鳴らし登場した沖先生、机の両端を両手で掴むや
会場を左から右にゆっくり睥睨して、野太い大音声。
「よく来たなッ! 病人ども…… おめでとう」
(中略)「いいか、本当に不健康なヤツは、病気になろうと思ってもなれねぇヤツらだ。
てめぇらは、ちゃんと病気になった。だから、健康だッ! おめでとう」
(中略)「症状というのは、身体が治ろうとする現われだ。
風邪を引けば熱が出る。咳、鼻水、くしゃみが出る。下痢をする。
みんな、身体が治る現われだ」
フフ、、思わず笑ってしまうほどの荒療治・・・・じゃなくて、罵倒?療法??
私も、こんな言葉を投げつけてあげたい知人が4人くらい居ますが、
とてもとても、こんな本音は言えません。
多分、この”研修生”の方々は、
<万策つきて><高い費用を払って>いる方々なのでしょう。
これしかない?・・・ 死に物狂い?・・・ 藁にもすがる思い・・・・
だ・か・ら! 辛い断食に身が入り、治療効果が上がるのだと思います。
ずいぶん過激な言葉ですが、私は気に入りました。