医者が理学整体師になってわかったこと

表題の本、著者は 小島善詞(こじま・よしふみ)医師 2011/11 ごま書房新社
  
       専門は血管外科、消化器外科、東洋医学会専門医、理学整体師

副題は <現代医学では難しいといわれる腰痛治療の解決法がここにあった!>

目次を見てみましょう。
  第1章 見えてきた身体の仕組み

  第2章 西洋医学で見えない身体の異常

  第3章 身体と心の不思議

  第4章 健康になるための操体法

  第5章 理学整体師の世界

著書は消化器外科の専門医として、患者の治療に当たる中、

   P.17 西洋医学的に見れば、「明らかな異常なし」と判断される患者を治せない

   というジレンマに苦しみ、東洋医学に行き着いた。

前書きより
P.4 人には、その人なりの歴史があり、生活習慣があり、考え方も一人ひとり違うはず。

   ですから、なぜ、こういう病気になったのか、

   この人にとってこの病気はどういう意味をもつのかを考える必要があると、強く思った。

「自力整体」を目指したら、上記内容は最初に勉強することです。
ナビゲータなら、ツボや経絡の説明、身体のの歪みに関する記述は、たくさん目にしているし、
治療のための操体法も、慣れ親しんでいるものが多く、良く理解できると思います。

それでも、さらに色々な人の書物を読む理由は、
生徒さんたちに<分かりやすい言葉>と、<斬新な切り口>の情報を伝えたいからです。
真面目な西洋医学のお医者さんたちが、東洋医学に参入して、
面白い結果を見せてくださることも嬉しいことです。

ただ、著者のお奨めの「理学整体」は、どこででも施術を受けられるわけではありません。
私が、どこで治療を受けても治らない状況になったら、探し当てて、行くかもしれませんが、
そうならないよう、自分でする「自力整体」で楽しくケアし続けるつもりです。

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