「白米中毒」 ⑤ ケトン体回路

P.135 私たちの体には、ブドウ糖から得るエネルギーを使い果たしてしまい、

   たとえ飢餓状態に陥ったとしても、ブドウ糖の代わりに、

   脂肪を分解してエネルギーに変えることができるケトン体を産生し、

   これによってエネルギー補給ができるシステムが備わっている。

この抜書きを読んだだけでは、良く分らないと思います。
ま、私なりにまとめると、

人間は、

普通の生活で、普通の食事をしている限りは、

糖質やたんぱく質を摂取し、グリコーゲンやアミノ酸に変え、

最終的にブドウ糖に分解してエネルギー源としているようです。

  これらは<解糖系><糖新生>という、エネルギー産生回路です。

ところが、山で遭難など、極度の空腹状態に陥ると、

P.138 まるでレスキュー隊のごとく華道するのがケトン体回路なのです。

   ケトン体回路では、体内の脂質を分解して、脂肪酸を産生します。

   さらにその脂肪酸を分解してケトン体を産生し、

   このケトン体がブドウ糖に代わって体内でエネルギー源となるのです。

P.139 そういう回路がもともと人間には備わっているにもかかわらず、

   その一方で、わずか一食抜いただけでも、猛烈な空腹に襲われて

   「とても耐えられない」と訴えるタイプの人もいます。

   そうした人は、ズバリ言いますと、

   いつも炭水化物主体の食事をしている人に違いありません。

   ブドウ糖回路によってエネルギーを取り込むサイクルが常態化して

   いることから、

   ケトン体回路のスイッチが入り難くなっているのでしょう。

   そのため、すぐに空腹を感じてしまうのです。

この後、「白澤式ケトン食事法」、そのルーツとなった「Atkins Diet」が
紹介されています。
興味がわいた方は、是非、自分で読んで、効果を検証してみてください。

私に関して言えば、「とっくに実践しているわ

だって、「自力整体」の整食法が、まさに、このケトン体回路を促す、

  <空腹目覚め、空腹労働の勧め>だからです。

白澤式とそっくり同じではありませんが、似たようなものです。

朝は炭水化物抜きで、みそ汁+果物や浅漬け。昼は少量のツナギ食。

夜はご馳走です。でも、半分は生野菜で、煮物の根野菜もたくさん食べます。

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