明神岳(10/10)で見た美しい鳥。<相思鳥、学名Leiothrix lutea>
6回に分けて山本医師の言葉を抜書きしてきましたが、
これらは、本の内容をちゃんと読まないと、完璧な理解は難しいと思います。
是非、お読みください。
最後にP.252~「後書き」で紹介されているフローレンス・ナイチンゲールの言葉を。
彼女は、近代看護学の基礎を築いた、素晴らしい学者です。
P.253 人の気持ちは、それが言葉になると、ただ空しく失われてしまう。
どんな気持ちでも、行動に、しかも
「結果を生む行動」に移さなければならない。
この言葉の前に、マザー・テレサの言葉も紹介されています。
この二人の言葉を受けて、
P.253 結局、国際協力を行っていくには、「この2つのこと」が重要だと思う。
マザー・テレサが言っているような、
多くの人の心を動かすようなわかりやすい言葉や理念と、
ナイチンゲールがいっているような、具体的な個々の問題の解決能力。
つまり、きれいごとの理念を心の根本にもちながらも、一方で、
複雑な現実の世界で、問題を解決するために、ひとりひとりが、
自分ができる仕事や役割をもち、
世界にあるさまざまな問題に立ち向かっていくこと……
そして、それを続けること。
P.255 最後に、2人の先人たちの、もう一つの言葉を紹介しよう。
マザー・テレサは言う。
私たちは大きなことをするこてゃできない。
でも小さなことを、大きなアイをもってすることはできる。
一方、フローレンス・ナイチンゲールは、こう言う。
天使とは、美しい花をまき散らす者ではなく、
苦悩する者のために、戦い続ける者のことである。