「老化」のキーワードは<ミトコンドリア>と<活性酸素対策>
P.64 活性酸素が体に有害な理由:
酸化力が強く、細胞の中のものを、その強い酸化力で
傷つけてしまうから。
もっとも深刻な被害が<遺伝子を傷つけてしまうこと>
遺伝子は生命の営みの設計図なので、遺伝子が錆びついて
傷つくということは、それを発端として、健康や美容、そして
体内機能のすべてが狂ってしまうことを意味します。
P.68 SOD:Superoxide dismutase(詳しくはWikiでご確認ください)
これは活性酸素を取り除く酵素のことで、長寿に大きく影響。
もう一つ、<遺伝子の修復能力>の大きさも重要。
人間はできてしまった活性酸素をSODの量を多くすることで
より多く除去し、さらに、
それでも除去しきれなかった活性酸素が遺伝子を傷つけても、
<高い修復能力で治す>という、
二段構えで長寿を実現していたのです。
P.70 身体の機能が低下すれば、さらに遺伝子の傷の修復能力も低下、
治しきれない傷の数も年を経るごとに増えていき、
「老いの循環」に陥ってしまいます。
でも、同じ年齢でも老け方は個々によって大きく違います。
P.71 では、この差はいったい何によって生まれるのでしょうか?
答えは、①「老化防止機能の衰え方」の違い。
②「エネルギー不足」ここでやっと、<ミトコンドリア>と繋がってきます。
私たちが生きるために必要なエネルギーはミトコンドリアで
必要に応じてつくられていますが、すべてのオーダーに
応えられているとは限らないのです。
ミトコンドリアの数が不足してしまったり、
ミトコンドリアの質が悪く充分なエネルギーを作れないと、
どうしてもエネルギーは不足してしまいます。
詳しくは、著書を読んでいただかねば分らないと思いますが、
結論づけると、
P.73「長寿のためのシステム」をきちんと機能させることができるかどうか、
それはエネルギー製造工場であるミトコンドリアが
たくさんエネルギーをつくってくれるかどうかにかかっているのです。