P.128 (坂本)竜馬には最初からなんとなく
「いちばんいいのは、この国がこういう形になることなんじゃないか」
という道筋が見えていたんだと思います。
正解にたどりつく、細い糸が見えていたのではないでしょうか。
竜馬の時代、今のようなインターネットもないし、諸外国の事情も分からず、
どうやって正解を感じたのでしょうか?
もしかしたら、情報が少ないが故に、自分の頭で考えやすかった??
私も、文句ばかり言って(書いて)いないで、何かを始めるべきか?
いえ、ミュージカルやら元気塾やら、やれることをやってはいますが、
これらが社会を動かすような影響力を持っていないことが問題です。
中島みゆきの「糸」という歌のように、
私自身は「縦の糸」を。そして夫や友人たちは、「横の糸」として
縦横無尽に一緒に活動して、一つの布をつくっている感はあります。
みゆきさんの曲は、男女の気持ちの移ろいを歌っているのですが、
私は、この名曲に自分の人生の道筋を重ねていきたいと思っています。