艶肌術と心磨き   佐伯チズ・著   2020/7

時々書いていますが宇、私が目指すところは「内側からの心身の健康」で、
顔などの表面に人工的な手間暇をかけることは避けてきました。

で、美容液どころか、日焼け止めも保湿クリームも塗らず、
この10年近くスッピンで過ごしてきたのです。
その結果、好意的な人々は「健康的な逞しさ」と評してくれ、
正直な方々からは、
「もう若くないんだから、少しは手入れが必要じゃ?」と忠告が。

私的には一応、根拠はあって、昔NHKのガッテンで見た情報を頼りに
北里大学病院で肌診断をしてもらい、洗顔法を習ったからです。
「紫外線が悪い」ことは、どこの情報を見ても同じですが、
対処法として、
①北里大では、徹底してマスクや帽子で覆う。

②世間一般的には、日焼け止めクリームを頻繫にたっぷり塗る。
  「さらに液体ファンデーションやパウダーで覆い、
  夜はクレンジングで洗いながし、保湿し、美容液などを使う」

で、私はもちろん①に従い、表面の手間暇を省いて
自力整体や水泳、登山、ミュージカルに励んできました。
で、こういった美容家の方の本には興味がなかったのですが、
たまたま図書館でパラパラしてみて、面白かったのでメモしておきます。

p.125 続けた人だけが、キレイのご褒美をもらえます
   手軽にできる。お金がかからない。特別な道具がいらない。

これが佐伯式ケアの3大特徴だそうです。
ウっそ~、、、ローション・コットン・美容液が要るじゃぁ~ん!
と思いますが、ま、巷に溢れる他の美容法に比べれば少ないのかも・・・・

しかし、、、「キレイのご褒美」に関しては、同感です。
正確に私流に変えて言えば、
身体のお手入れを続けた人だけが、健康美というご褒美をもらえます。

自力整体でも、ヨガでも何でも良いのです。
大事なことは、「あ~、今日も軽やかに動けて、ハッピーだ!」
「アイデアも沸々と湧いて、身軽に行動できる。嬉しい!!」
と、日々感じることができる体調を保つことです。

ただし、2年も同じことを繰り返していると、刺激は惰性になり、
いつの間にか効かなくなっているかもしれません。
「指導者になっても、常に研究を怠りなく、切磋琢磨することが必要です。
それを生徒さんたちに伝え、そのことで自分も成長することができる。」

著者の佐伯チズさんもp.162で同じようなことを書かれています。
あらぁ~、私と同じ考えだわ~、、、と親近感を覚えたのですが、
最後まで読んで、2020/6にALSで亡くなったことを知り、ビックリ。

私より4歳しか違わない、モーレツなBusiness womanでも、
突然の難病には勝てなかったようです。発病原因や治療法の分からない
難病に罹っては仕方ないのかもしれませんが、
常日頃、健康に気を付けて暮らしていれば、後悔はないと思います。

色々な意味で、考えさせられた本でした。

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