看取りプラン 8

「大往生」に必要な<整体、整食、整心>の話でしたよね。

<整心>のお手本は、日野原重明先生だと思います。
自分のミッション(天から課せられた仕事)を自覚し、
行動し、人を動かし、日々、進捗状況をチェックする。

私の母には、このような崇高なミッションがなく、
日々の糧に感謝してはいましたが、
「自分から何かを社会にお返しする」という概念はありませんでした。

これも、私が母に対して物足らなく思う理由でした。
「悪いことは絶対にしない。」「人に迷惑をかけない」
「ご先祖様に感謝して、神棚に祈ることを忘れない」

今は、こんなこともやらない人が多いわけですから、
それほど悪くもない生き方なのかもしれません。
でも、私は物足らなくて、「もっと何かしたら?」とけしかけ、
動かない母に苛立ち、
「私はちゃんとやるからねっ!!」と突っ張って、
散々嫌味を言っていた時期があります。

母が85歳を過ぎてからは、言っても仕方ないので諦めました。
でも、シャキッとして大往生したいなら、
自分のミッションは絶対に必要だと信じています。

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