持たないという幸せ  枡野俊明・著  2016/6  夢を持ち続けること

断捨離を目指し、もう何冊も読んできた桝野氏の本。

根底に仏教の心があるので、同じような内容ですが、
常に幾つかの新しい切り口があり、心を動かされます。

P.66 夢の実現までにはたくさんのハードルがある

   夢にこだわり続けることは、ある面で自分を縛ることになるし、
   挫折につながることにもなる

   (中略)夢の「周辺」で生きることは十分に可能だ
   そのための条件は、
   夢そのものは手放す、そこから離れる

   端的にいえば「心を転じる」

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今、練習中のミュージカルの中で、主役のKoMariaが言う台詞と重なります。

(KoMariaは老境にさしかかり、今までのような踊りも歌も無理になってきて)
   「私の夢は何処に行っちゃったの? 
    恋人を捨て、舞台に賭けてきたのに、
    今は大好きだった歌も芝居もできない……

    いつか来ると分かっていたこの時が
    こんなにも辛いモノだなんて、知らなかったのよ。」

この台詞の後、昔の仲間達からの温かい言葉に元気を取り戻すのですが、
これは私のシナリオ上の話です。現実はどうなることやら?
ただ、「本当に知らなかった」と嘆くより、
色々な対処法や先達の智恵を学んでおけるのは素敵なことだと思います。

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