写真は最近咲き始めた Oxalis 桃の輝き
この本の著者・帯津良一氏は、東大医学部卒の外科医で、
60歳頃に、「外科医としてメスを握ることは、ほぼ引退」、
その後、<代替医療>の研究・実践に移られたそうです。
P.43 医師として外科医以上にやりがいのある別の道が、
眼前にあったから(メスを返上することは寂しくなかった)。
それは気功や漢方薬などに代表される中国医学であり、
その他にも代替療法やホメオパシーなど、興味深い医療の
テーマはたくさんありました。
体・心・命が渾然一体となったものを丸ごと捉える
ホリスティック医学の確立を目差すという、稀有壮大なテーマに
恵まれましたから、意気はますます盛んだったのです。
では、「ホリスティック医学」の定義とは??帯津医師によると、
P.29 ホリスティック医学とは、人間の身体性、精神性、霊性の三つが
渾然一体となった状態を丸ごと捉える医学であり、
そこに霊性は欠かせません。
私(帯津医師)が考える霊性とは、
家庭・職場・学校などのさまざまな「場」のエネルギーなのです。
私(こま)が専門とする「自力整体」や、一般的な東洋医学の世界では、
良い気が溢れる「場」や、人間が作り出す気エネルギーのことは、
ごく普通に話題になります。が、西洋医学の世界では、こういうことを
口に出すだけで、「忌み嫌われること」なのだそうです。
そういう、「異端のそしり」をモノともしない態度は、ご立派だと思います。