参考図書: 「もち米がひざの痛みを・・・・」

痛みをなんなのじゃ?というと、
答えは「もち米製品を食べると膝痛が悪化するよ」という、著者の見解です。
著者は<大阪なにわの漢方薬> 三代目 主人。

東洋医学の見解が分かりやすく説明されているので、引用してみます。
P.45
「水毒や水滞は、西洋医学には無い考え方です。(中略)
 水をとらなければ脱水症状を起こしてしまうので、不足することに関心がいきがち。
 が、何事も【過ぎれば尚及ばざるが如し】で、水分の過剰も良くありません。

 特に、わが国は四方を海に囲まれているので、南の海から水蒸気をたくさん含んだ
 空気が運ばれて来ることによって、乾燥した大陸に暮らす人々とは異なり、
 より多くの環境的湿気の影響を受けやすくなっております。」

P.46
「東洋の医術・漢方の有用性の一つは、如何にして老廃物を排泄し、
 自然治癒力が発揮されやすいコンディションをつくるかにあります。」
(中略)薬や医療はそれが働きやすいようにからだの中のアンモニアや尿酸などを
 体外に排泄し、浄化するお手伝いをするだけです。」

「水毒や水滞は、汗をかいたり、吐いたり、お通じ(大便)や尿(小便)により、
 漢方で言うところの【毒素(代謝産物】を排泄できない状態です。

 (中略)水は代謝産物を体外に排泄するための溶媒として働きますが、
 それがやや過剰気味になることによって、むくみが生じ、血管を圧迫します。
 水毒や水滞は、この血流障害の結果、からだの特定の部分に起こった痛みなどの
 不快症状の原因と考えることもできます。」

この続きは、明日までお待ちください。

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