ミュージカルの効用 ② 歌うこと

ミュージカルとは、表現法に<歌と踊り>を取り入れたお芝居です。
こう書くと、えらく大仰で、大変なことに見えますが、
私は

  <1曲の歌でも、短いミュージカルになり得る!>と思っています。

例えば、 「やぎさんゆうびん」」(作詞:まどみちお)という童謡は、
非常にVisualな歌詞で、ユーモラス。私の好きな曲です。

ご存知ない方のために歌詞を書くと、

  ♪ しろやぎさんからおてがみついた

    くろやぎさんたら よまずにたべた

    しかたがないのでおてがみかいた

    さっきのてがみの ごようじ なあに?

    くろやぎさんからおてがみついた

    しろやぎさんたら よまずにたべた

    しかたがないのでおてがみかいた

    さっきのてがみの ごようじ なあに? ♪

登場人物(動物?)は一人でも二人でもオーケー。
一人なら、衣装(白ヤギを象徴する鬘か帽子などと、黒ヤギの分)2種類。
小道具として、郵便受けに見える張りぼて1個。

例えば、私が一人ミュージカルを演じるなら、
1.黒ヤギの鬘をかぶった私が、郵便受けからお手紙を取り出し、

  歌いながら、その手紙を食べてしまう(振りをする)。

  手紙を書くマイムをしながら3&4段目を歌う。

ステージがあったとして、
今まで上手で歌っていたなら、郵便受けを持って下手に移動。
2.黒ヤギ鬘から白ヤギに変身。1番と同じ動きを繰り返す。

問題は、この歌詞が永遠に終わらない<無限ループ>なので、
どうやって終わらせるか??です。

ネットで見ると、色々な解釈が出ていて、
「へぇ~~~っ。こんなことを考えている人がいるんだぁ・・・」と驚きました。
なんとなく気に入ったのは、

  <食べるたんびに、白、黒、それぞれのヤギがどんどん肥っていって、
   移動不能になって終了というもの。>

私がコロコロのボール状になり、
玉転がしの玉ような姿に変身……できれば最高ですが、難しそう。

こういう荒唐無稽なことを考えるのが好きです。

  

上部へスクロール