バレエ・クリニック 2

P.48 エアロビクスとクラシックバレエの違い

   「リズムに合わせて体を動かす」という面では同じ。
   発達してきた土壌文化の違いから、
   上体や下腿のポジションが大きく異なる。

   その結果、動かす筋肉も変わり、
   発達する筋肉—つまり体型も変わってくる。

   エアロビクスではバレエほど
   「肩を下げる」「首を伸ばす」「顎を引く」などといった
   ポジションにこだわりがないため、
   肩の筋肉(僧帽筋)が発達している人が多く見られる

   バレエでは肩を上げることはタブー。
   常に肩を下すことを意識しながらレッスンするうちに
   僧帽筋が徐々に小さくなり、肩の位置が本来よりさらに下がって、
   首が長く見えるようになる。

   腰から下については、
P.49 (エアロビクスの諸処の動きの結果)
   膝のすぐ上に広がる大腿四頭筋の内側(内面広筋)と外側(外側広筋)、
   そしてふくらはぎの外側(外側腓腹筋)鍛えられやすい。

   脚の両サイドに筋肉がつくと、前から見たときに、脚が太く見える。
   バレエらしい脚に近づけるには、外側の大きな筋肉を使わないようにする

   (中略)プリエの後などにしっかりと膝を伸ばすことを意識することで、
   大腿四頭筋のうち、細くて長い大腿直筋が鍛えられ、
   脚がまっすぐに見えるようになる。

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