現代、高齢者に推奨されているのは、有酸素運動です。
P.98 辞書的な説明は
脂肪や糖質を酸素によってエネルギーに変えながら行う、
規則的な繰り返しのある比較的軽い運動のこと
(因みに無酸素運動とは、脂肪や糖質を使わずに、
筋グリコーゲンやATPを一気にエネルギーに変えて行う運動。
グリコーゲンは、分解されて疲労物質である乳酸になる。
短・中距離走、筋肉トレーニングなどの極めて激しい運動がこれに当たる)
そのため発生するエネルギーは大きくても持続しない。)
長い間、スタミナをつけるには
P.99 「自分のマックスの60~80%の有酸素運動」と言われてきた
が、福岡大学スポーツ科学部の研究により、40~50%でもいい
ことが証明され、その運動強度を「ニコニコペース」と定義。
P.105 ごく軽い運動では、乳酸(疲労物質)濃度は安静時と変わらない。
が、徐々に運動を強くしていくと、あるところで乳酸濃度が上がり
始める。(=このときの運動の強さを乳酸閾値と呼ぶ)
乳酸閾値(LT:乳酸のたまらないギリギリの速度)は、人によって異なり、
20代では時速6~7㎞、50代では時速5㎞、70代では時速4㎞くらい。
ただし、本当に個人差があり、(中略)この速度は
トレーニングを続けることで徐々に早くなっていきます。
歩くのと同じ速さで移動しながら、LTを上げ、下半身の筋肉を強化できるなら
こんなに美味しい体操は初めてです。
明日は、そのメンタル効果をメモします。