P.146 よく、直立姿勢でいたり、歩いたりして腰が痛くなったとき、
腰の周囲を握りこぶしでトントンと叩くことがあるでしょう。
実際は腰を叩いてもあまり効果はなく、おしりの上部を叩いたほうが
一瞬楽になります。上部には腰痛の原因である中臀筋があるので、
それが叩いたことでゆるむと、腰椎を包む脊柱起立筋の緊張が減少し、
一瞬ですが楽になるのです。
このことからもわかるように、
P.147 私たちが「腰が痛い」と思って「腰痛」と名付けているものは、
実は「臀痛」だったのです。
臀筋は筋肉の中で最も鈍感であるために、痛さをあまり感じません。
そのため臀筋が硬くなっていることに気付けないのです。
私は月に1回マッサージを受けて、凝りをほぐしてもらっていますが、
これだけでは足りないことがよく分かりました。
実際、自分でテニスボールを使ってほぐすと、すごく痛いし、
その後は、ものすごくスッキリ!軽くなるので、これからは習慣にします。