「筋リハ」 その3 筋肉は「人体最大の内分泌器官」

P.70 筋肉が分泌するホルモン・マイオカインは、
   2000年代を過ぎたあたりから次々に発見された。

P.71 現在みつかっているマイオカインは30種類以上あり、   
   多分その数は今後もっと増えるでしょう。

   「SPARC」:大腸がんを防ぐ働きを持つ

   「イリシン」:認知機能を改善する物質・BDNFの分泌を促す

   「IGF-1」:筋肉や骨の成長を促し、脳神経にも作用を及ぼす

   「IL-6」:脂肪を分解して、肥満や糖尿病を抑える

   「FGF-21」:肝臓で脂肪を分解し、脂肪肝を抑える

   「アディポネクチン」:脂質を分解して、動脈硬化や糖尿病を防ぐ

以下、これらの物質の具体的な働き方が紹介されています。
詳細は直接本を読んでいただくとして、
私達はどんな運動をすれば効率よく筋肉を増やせるのか?というと、

P.82 ・筋肉を収縮させる運動をするほうがいい

   ・下半身の大きな筋肉(大腰筋・大腿四頭筋など)を動かす運動

   ・なるべく多くの筋肉量を保っているほうが、
    マイオカインを安定的に分泌することにつながる

   ・そんなに負荷の高い筋肉運動を行う必要はない

   ・筋肉運動は1日数分でもOK。
    時間や回数を増やしても、分泌が増えるわけではない

   ・筋肉運動は、できるだけ日々継続的に行うようにする

これこれ! =^-^=
これらこそ私が普段から生徒さんに訴えていることの裏付けです。
しかも、筋肉量増大のための<キツイけど規則的に休む方法>でなく、
<負荷が少ないから苦しくなく、毎日楽しく続けられる方法>です。

明日は、その具体的なエクササイズをご紹介しましょう。   

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