写真は、夏の終わりから咲き続けているOxalis regnellii
P.182 最後に、またしても「常識に反する考え方」です。
でも、私は小山内医師の考え方に賛成です。
自治体の多くは、就学前までの子供医療費を無料にしているが、
小児がんなどの小児慢性特定疾患は別として、
それが子供の健康にとっていいとばかりはいえない。
無料であれば、鼻風邪くらいでも医者へ連れて行く母親もいる
だろうし、大量の薬を投与されることも多いからだ。
そこからどんなからだがつくられるか、将来が案じられる。
(中略)ただであれば、「具合が悪ければ、すぐに医者へ」
というのが人情だ。小学生といえば、からだがつくられる
大事な時期である。これでは丈夫なからだづくりは望めない
ばかりか、スポイルされることにもなりかねない。
(そういう予算を使うよりは)区内の全小学校にシャワーを整備し、
全校生徒に毎朝1分間の冷水浴を義務づけたほうがよっぼどいいと
思う。子供の健康づくりには、そのほうがはるかに役立つのは
まちがいない。
「こんな極論は、許せない」とか、「非常識極まる」という人は多いかも
しれませんが、
小山内医師が日の出町の保健士さんたちと研究・実践を重ね、
医療費の支出を抑え、町民の健康に大きく貢献したことは、
確固とした数字で残されています。
私達は、感情論だけでなく、具体的な数値を見て、
「やれそうなことは、やってみる」 勇気が必要だと思うのです。