「人生が楽しくなるおしゃれ」 マダム・チェリー 著  2019/6

70代後半で楽しそうに暮らしている女性の本を読んでいますが、
お洒落の共通点は、あまりなく、方法も色々なことが分かりました。

パリ暮らしの弓さんはアートメイク推奨派。
チェリーさんは「その日の気分で変えたい」派。
サチコさんは・・・・忘れちゃった・・・・

要は、お洒落は「自分が好きな顔かたちになるための努力」で、
万人共通の決まりは無い、ということ。
私はターシャ・チューダーのように、自然に溶け込んで、
好きな画を描き続けている姿が好きです。

でも、私は絵は苦手で、歌と踊りが好き。
だから、肺を広げるトレーニングと、姿勢を保つ努力は惜しみません。
顔は、舞台メークでどうにでもなる、、、と思っていましたが、

P.93 おごりや人をかえりみない心の狭さは、女の人をきたなく見せる。
   心のやさしさは、必ず表情に表れる。
   
   そんな当たり前のことがわかるようになったのは50代を越えてから。
   (中略)人にやさしい気持ちになって初めてきれいになっていく。

著者は父君がロシア人のハーフで、ご両親ともお洒落。宝塚音楽学校卒。
若い頃は売れっ子モデル、、、という華やかな人生だったそう。
弓さんもサチコさんも、それぞれに華やかな生まれのようですが、
現在の共通点が一つ。

P.94 読者に伝えたかったことは、
   お洒落に限らず、食べること、住まうこと、大切な人たちと過ごすこと
   つまりは、日々の生活すべてを愛おしみ、
   一瞬一瞬をどうか楽しんでいただきたいということ。

この考え方は、私の両親の時代には、あまり無かったのでは?と思っています。
戦争中や疎開先、帰郷してからの子育て時代も
倹約・将来への備えで、家の中は安っぽい家具ばかり。(我が家だけか?)
父の口癖は「今は仮の姿」

結局最期まで「仮の姿(家の設え)」は変わりませんでした。
これに比べると、超お姫様の弓さんやハーフのチェリーさんなど、
子供の頃から「美しい住まい方」が生活に根付いていたのでしょう。

「だから仕方ない」のではなく、
現代はその気になれば、インテリアの本も、外人の友人も、
たまの外国旅行も、自由にできる時代です。
要は、学んで、「素敵!」「真似したい!」と思う点を、
部分的だけでも良いので、実践していくこと!だと思います。

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