さぁ、いよいよ「自力整体」的核心(!?)に近づいてきました。
P.159 じつはミトコンドリアは、筋肉の中でも姿勢を保つための筋肉、
もっと具体的に言うと、
「背筋」と「太腿の筋肉」にたくさん含まれています。
ですから、背筋を意識すれば体は健康になり、
見た目にも内面的にも自然と若くなるのです。
では皆さん、「分った! これからは背すじを伸ばそう!」という風に、
パッと習慣化できますか?
ここが、「言うは易く、行なうは難し」の言葉通りで、難しいと思うのです。
以下は私、KoMaria自身が長年「自力整体」を実践してきて実感したことです。
1.背すじを伸ばすには、背すじにこびりついている「錆びつき」を取らねば、伸びない。
2.伸ばすことに成功しても、骨盤がしっかり締まっていないと、押し上げられない。
3.翼(肩甲骨)をしっかり畳み(=寄せる)、仙骨を立てることが重要。
などなどの、制約がある中、実践を積み重ねていくと、結果的に、
1.「背すじ」というより、お臍と鳩尾の間の距離が伸びる感じにすると、
私がいつも提唱している「臍コーモン」に行き着くのです。
やり方は、「お臍をグイと下腹の奥に引き敷き」
「お尻の後ろ側の筋肉(大臀筋)を固くして、キュッと締め上げる。」
私の教室では、
「大事な席で、オナラが出そうになった時みたいに、お尻をギュッと閉めるのよ~」
「会議中、空腹でお腹がグウ~~~と鳴りそうなときみたいに、お腹を引っ込めるのよ~」
などと叫ぶと、皆さん、
「フ~ん、分った! それならしょっちゅうやってる!」と納得顔。
これをひと言で言うと、「臍コーモン」なので、
一日に10回くらい口に出すように薦めています。