標題は「タカラジェンヌの身体になりたい」という本のタイトルで、
著者は元タカラジェンヌの天咲千華さん。2013/2出版です。
雑誌「クロワッサン」の痩身特集に載っていた、彼女の写真が
なかなか興味深かったので、取り寄せてみました。
もちろん、「自力整体」だけでは、あのような身体は目指せません。
どういう写真かって? 例えば、娘役の決めポーズでいうと、
1.真っ白な花びら 2.恋する人を待つ 3.パリジェンヌ
4.夢見る淑女 5.幻想の少女 6.On the 盆 などなど
男役では、
1.黒燕尾 I&II&III 2.斜め立ち大階段 3.ジゴロ I&II
4.銀橋ゼロ番 5.マタドール 6.フラメンコの男 などなど
どれも、「いかにも、そんな風情」といったポーズです。
私がやっているミュージカルでも、バレエの先生から頻繁に
「気持ちを込めて!」「手先に意識を!」などと注意が飛んできますが、
激しい競争のあるプロの世界では、滅茶苦茶に大変な稽古をするようです。
そのような努力の結果がこれなのか……、と溜息がでるような写真です。
それは、現在の私が<このポーズをすることの難しさ>が理解できているから
溜息が出るのであって、去年までの私なら、
「プロなら出来て当たり前よね」と思って、気にもとめていなかったのです。
レベルの差は月とすっぽんですが、美しい歌、美しい<意味を表した動き>など
表現の目指すところは、素人ミュージカルも宝塚も同じです。
素人集団なんだから!と諦めず、少しずつでもレベルアップを目指したい!
そんな夢を持たせてくれる写真の数々でした。