「セカンドライフ、はじめてみました」 bonpon・著  2018/3

私より数年若い世代の<リタイア夫婦の新生活>紹介本です。
我が家とは生活スタイルも考え方も大きく違う生き方ですが、とても好感が持てます。
何より、夫婦仲がよく、気負わず穏やかに老後の生活を、
じゃなくて「素敵なセカンドライフ」を楽しんでいる様子が微笑ましく、
多くの人たちに学んでもらいたいと思います。

と、偉そうなことを書く私は?というと、
つい最近まで「一触即発」の危うい夫婦だったかも。

何しろ、「産前産後の休暇が6週間ずつ」という時代に、
職場の「産休明け保育所」や地域の学童保育クラブを利用しながら
3人の子供を育てたのですから、日常生活は常に戦争状態でした。

そこをくぐり抜けて現在、この本の著者・bonpon夫婦のような心境に
なれているのが超不思議現象です。
その理由は、
p.190に紹介されている<性格が正反対の夫婦>だからだと思います。
我が家も、bonpon夫婦と同様の<瞬間湯沸かし器のお母さん>
(=決断力と体力があって感覚で突っ走る「動」のお母さん)と、
<慎重でブレーキ係の「静」のお父さん>の組み合わせ。

bonpon夫婦と違うのは、私がフルタイムで勤めていたせいで、軋轢が多く、
その時の葛藤は今でも胸が苦しくなることがあるほどです。
それはさておき、著者夫婦にあって、我が家にないモノ
(=将来、取り入れてみたいモノ)をメモしておこうと思います。

p.176にあるように、Mr.bonはグラフィックデザインを専攻して、
広告代理店での仕事は<グラフィック、インテリア、飲食店のデザイン、
ローカル番組の企画制作ディレクション>などだそうで、
「な~るほど、センスがあるわけだ!」と、納得です。

Mrs.ponも絵画やイラストを学ぶ美術科専攻だそうで、
そりゃ、お洒落なわけでしょう!
そして、<お洒落に関して色々アドバイスしてくれる娘さんがいること>も、
我が家と大きく違う点です。

我が家は男の子3人を引き連れて、山や旅行が多かったので、
着るものは全て実用的・丈夫・薄着で通してきました。
私はもう少しリンクさせたいのだけれど、強くアドバイスしてくれる娘が居ないので、
bonpon夫婦のような洒落た夫婦にはなれません。将来的に参考にしたいのは、
p.133 大橋 歩さんの雑誌「大人のおしゃれ」、大橋歩さんのブランド「a.」

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