「ご縁とお役目」 6 <人は死なない>

P.68 誰もが避けられない死というイベントを意識することで、
   限られた時間の中で豊かな生に向かって歩こうとする、
   私たちの幸福感はそんなところから滲み出てきます。

   さらにそこで大切なのは、
   「人は死なない」という事実を知ることです。

   今回の生で授かった肉体は滅びますがまずはここに気付くこと。
   そうでないと湯物論者のように現生利益にしがみついて
   単に死を怖がることになります。

   その仕組みがわかると、滲み出た幸福感の中に
   「また会える」という感情が生まれ始めます。

   
   他界した大事な人や愛しい人とはあちらの世界で会えるし、
   次回の転生後も(前の生のことは覚えていませんが)違う役割で会えるでしょう。
   そもそも大事な人や愛しい人は、いつも私たちのすぐそばに居ます。
   
   私たちが死を迎える日、つまり現生を卒業するその日まで
   彼らは優しい眼差しで見守ってくれているのです。

   その仕組みを踏まえると、残りの人生を心配する必要がなくなります。

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