P.40 何かに夢中になっている時間はほかのことを一切考えません。
だから「夢中」と呼ばれるわけですが、
そのことを自分と一体になって感じてください。
そしてそれは「中今」という言葉と密接な関係があります。
P.41 中今は神道の歴史観を体現している言葉ですが、
時間の中心点に相当します。
中今は「今ここにいるのだ」という感覚であり、
それは過去でも未来でもない、
現在の自分が大事、現在の振る舞いが大事、
現在の気持ちが大事という、
あくまでも現在の重要性を表す言葉です。
今現在を生き切ること、
つまり中今を感じながら楽しむことこそ、私たちに与えられた天命であり、
ひとりひとりがどういう価値観でそれを具現化するかというのが
個人の使命だと私は感じます。