Overdoing やり過ぎの罠


写真は浅間山(前掛山)頂上です。素晴らしい快晴で最高の気分!


この浅間山に行ったのは7/25(金)午後2時東京発、高峰温泉口で車中泊。
7/26(土)4時起床。予報通りの快晴・涼風を楽しみながら前掛山へ。


ところで浅間山は活火山ですから、以前は前掛山まで登れませんでした。
十数年前、深田久弥の百名山踏破を目差していた頃は、
浅間山は立ち入り禁止だったので、外輪山の黒斑山が最終点でした。

今回は、「噴火が落ち着いているから、前掛山までOK」との情報で、

1.久しぶりに<初めての山>へ!

2.ず~~っと悪天候とか、ミュージカル練習で<久しぶりの山行>

3.<滅多にない、秋晴れ!>

4.7/23に書いたように、母の介護で起きた腰痛が2日間の熟睡で完治!

という好条件・嬉しさで、舞い上がっていました。

そして犯した大きな間違いが<歩き過ぎ>です。

私の年齢で、上記の身体条件なら、
いつもより冒険(きついことに挑戦)するのはご法度なのに、
6時間コースでなく、健脚向けの8時間コースを選んでしまったのです。

そのツケは、最後の1時間にやってきました。
きつ~~~い昇りを楽々昇り終えて、長い下りに入ってすぐ、
昔の古傷、左膝の横靭帯あたりが痛みはじめ、
なんと30分後には、右膝まで痛み始めたのです。

「委陽」というツボをきつく押せば、10分くらいは回復するので、
何度も何度も手当てをしながら、のろのろと下りました。

終盤は10分どころか、5分ももたないので、何度もツボ押しです。
年上風のお爺さんが、追い越しながら気の毒そうに
「テープを貼ってあげましょうか?」というお言葉。
<そのテープって、結構高いのに、なんてご親切……>と感激ですが、
ま、駐車場も近いのでお断りしました。

まったく、「傷めた膝を治すには」とか、
「傷めないためには」などという本を書いた私が、
こんなテイタラクになるとは、情けない!の一語です。

ま、この後は夫の励ましと忍耐で、何とか車に帰りつきましたが、
こんなことは、もう懲り懲り!

トシと共に、もっと慎重に! コースを選び、歩行時間を守る
「背伸びは若者の特権」ではない筈ですが、
こと「身体を酷使する登山」では、「背伸びは禁物を実感しました。

その後、起床後・就寝前の「自力整体」を欠かさず、
暑い夏にも係わらず、こんにゃく湿布をして身体を休めた結果、
今は膝の痛みは治っています。

が、「委陽」を押すと、未だ痛みを感じるので、治りきっていない様子。
「痛める」のは数時間でも、治すのは数週間かかります。
同好の皆様、Overdoingには要注意ですよ~!!

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