ポートフォリオ(分散投資)をググってみると、
Portfolioとは、金融商品の組み合わせのことで、
特に具体的な運用商品の詳細な組み合わせを指します。
「ポートフォリオを組む」ということは、
どのような投資信託を購入しようか、株はどの銘柄で
何株ほど持つか、などの検討をするという意味です。
もともとの語源は、紙ばさみや書類入れという意味で、
欧米では紙ばさみに資産の明細書を保管していたことが
言葉の由来となっています。
本書は「株式投資」になぞらえて「野菜摂取の必要性」を展開中。
なので、主目的たる投資のターゲットは金融商品なのでしょう。
しかし、
p.12 投資というのは、成功すれば大小さまざまな富を得られる
と思います。しかし、富が得られたとしても、
健康でなければ、富は何の意味ももたらしません。
だから、、、野菜にも投資して多角的(健康関連)な視野を!
と言いたいのでしょう。
私の若い頃は、資産は不動産・動産・株式投資の3つに分散し、
バランスを崩さないこと、決して借金してまで背伸びしないこと。
と言われていました。でもこれは資産管理・運用だけです。
著者がここでいう「分散投資」というのは、
人生の最終目的である「心身の成長・高みへの接近」のために、
①経済的安定のための株式投資や資産形成はもちろんのこと、
②効率よく軽やかに動ける身体を維持するための野菜への投資が
必要不可欠であるぞよ~ということだと思います。
ここで私の専門分野である自力整体的な視点を加えると、
③「足るを知る」「今ここを味わい尽くす」智恵が必要です。
(これを「整心法」といいます。)
私自身、体力任せに子育て・共働きを頑張り続け、
手作り自然派料理も研究して身体の健康もゲットしたのですが、
頑張り過ぎて心のバランスを崩してしまった苦い経験があります。
著者の岩崎氏は①と②にしか触れていませんが、
ものごとは常に3本柱。私は③も大いに重要と考えています。