昨日のブログでは、何回かに分けて、と書きましたが、
1回で済みそうなくらい、方法は簡単です。
やり方は、
p.66~ 足裏が床にピッタリ着く高さの椅子に坐り、
痛む方の足の踵だけ2㎝以上持ち上げてトントンと上下させる。
これが効く理由は、
p.64 股関節を小刻みに動かしつづけると軟骨が再生してくる。
関節軟骨には、血管やリンパ管、神経がなく、栄養は関節液によって
補給されています。関節液による栄養補給は関節の運動によって促され、
運動が行われないと関節軟骨への栄養が不足し、変形性股関節症の
発症につながってしまいます。
イスなどに坐った状態であれば、股関節に負担がかからず、
股関節周辺の筋肉も十分に緩みます。その状態でジグリングを行うと、
持続的に股関節を動かして関節軟骨に栄養が補給され、関節軟骨の
再生が促されやすくなると考えられるのです。
著者・井上医師の病院ではたくさんの患者さんを手術しないで
普通の生活ができるまでに回復させてきているそうです。
無料でできるのですから、やらない手はないですよね?
しかし、ここで「恐れるべきこと」も、あります。
自力整体もそうですが、本を読んだだけ、または聞きかじりで、
「そうか、じゃあ出来るだけたくさん、強くやってやろうじゃないか!」
と思う人がいて、かえって悪くしてしまう人が居ることです。
井上医師の「びんぼうゆすり」に関しては「やり過ぎ」ということはなさそう
です。でも、股関節の痛みに関する対症療法に関しては、世間一般的に
誤解されていることがたくさんあるようです。