以下はミュージカル研究会メンバーの一人の、次作への希望です。
「さだまさし作曲の♪風に立つライオン」の内容にインパクトを感じる。
最後にAmazing Graceが登場するところが気に入ったからやりたい。
有名な歌だし、もちろん聴いたことはあるはずだけれど、
忘れていたので久しぶりにyoutubeで聴いてみて、また涙・・・・・
歌についてググってみると、https://www.yomiuri.co.jp/national/20211222-OYT1T50111/
長崎大学熱帯医学研究所の医師としてケニアに派遣され
現地医療に従事していた柴田紘一郎のエピソードに
さだがインスパイアされ、制作した楽曲。
歌詞は主人公(柴田)が日本にいる恋人に宛てた手紙の形式を
取っている。間奏・後奏には『アメイジング・グレイス』の旋律を引用。
1990年の第41回NHK紅白歌合戦でさだが歌唱している。
柴田さんは30歳代の頃、長崎大医学部の医師としてケニアに渡り、
現地の人たちのけがの治療などに従事。帰国後は宮崎医科大
(現・宮崎大医学部)助教授などを歴任した。さださんとは長く
親交があり、さださんは柴田さんをモデルに楽曲を作ったほか、
小説も書いて2013年に出版された。
*****************
私たちの記憶に新しいのは3年前の12月にアフガニスタンで亡くなった
「医師の中村 哲さん」です。わざわざ危険な地域で、何十万人もの人を
助けてきた最新版(?)の<風に立つライオンさん>。
中村医師は1946年9月15日、福岡県生まれ。 九州大学医学部卒。
日本での病院勤務を経て、84年に国際NGO「ペシャワール会」現地
代表としてパキスタンに赴任し、パキスタン人やアフガン難民の
ハンセン病治療などに携わる。
2000年にアフガニスタンで大干ばつが発生して以降は、井戸の掘削や
灌漑用水路の建設にも尽力した。さらにアフガニスタンで頻発する
干ばつに対処するために、約1,600本の井戸を掘り、クナール川から
全長25.5kmの灌漑用水路を建設した。 約17年間かけ建設した
用水路群の水で65万人以上の命が支えられている。 2019年12月4日に
アフガニスタンのジャラーラーバードにて銃撃され死去。
*****************
「王子様イメージ」は数多ありますが、
純真無垢な「星の王子さま」タイプ、ジークフリートやビーストより、
世の中の矛盾に気づき、目覚め、行動するも満身創痍になるライオンたち
の方がずっと魅力的です。
お姫様について情報を収集する過程で、魅力溢れる王子様たちの存在に
気づいたのは大収穫。
次作のヒロインとして最初に思いついた「金魚姫」は歌と平和を尊ぶ
「肝っ玉母さんタイプ」です。この鷹揚さと温かさは人間にとって重要では
あるし、大事な母性本能ではあるけれど、ミュージカルのテーマとしては弱いかも。
彼女に相応しい夫(パートナー)は誰?などと考え始めてワクワクドキドキ。
本番の練習に集中しなければいけない、この時期にいつも始まる次作への夢。
ミュージカル仲間には秘密の「私だけの楽しみ」です。