このブログは私の図書ノート(忘備録)でもあるので、
とにかく覚えておきたいことを一生懸命書き写しています。
p.34 「美しさ」とは、
その人の意識が外に放たれた様を
見た人が感じること
全身に常に意識(見られる意識、使う意識、
つながっている意識)があることが
すなわち全身を網羅できているということであり、
繊細で綿密に感じる感性と
コントロールできる範囲の広さもまた
美しさを生み出す一因です。
普通の人が片足立ちになると、手足を無意識に
揺り動かしてバランスをとるでしょう。しかし
バレエではどんな瞬間も優雅な見た目を保つために、
筋肉を感じ、制御し、余計な力を抜いていかなければ
なりません。
つまり筋肉の感覚、バランス、骨の向きや位置を感じて
細かくコントロールする必要があるのです。これは
身体を「感じる」力があってこそ可能になります。
p.35 「感じる」ことは、自身の身体と信頼関係を築く行為。
ダンサーたちはそれを当然のこととして無意識的にも
意識的にも使いながら、常に姿勢(形)と動きに
磨きをかけています。
これはバレエだけでなくあらゆるダンスや表現の世界に
不可欠な能力なのですが、スポーツの世界では
そうでもないようです。
最後に、一般人に分かりやすいアドバイス。
p.40 常に全身に意識を張り巡らせなさい。
日常でもバレエを習う身として、
見られていることを意識して過ごしなさい。