この地味な花はイルカ・ネックレス。(「緑の鈴」の花にそっくり!)
声楽を習っている神谷先生からの鋭い質問。(暮れのレッスンで)
「何を考えて歌っているのですか?」
「イイ声を出そうと思って?」
え~っと、あの、その、、、「その、イイ声を求めて・・・・・」
と答えた時の、<やっぱりね・・・・・>という失望のお顔・・・・・
その夜は自己嫌悪で、眠れない程じゃないけれど、なんかガックリ。
でも、そのままへこたれる私ではありません。
明け方になり、オペラ歌手で整体師の富澤先生のお言葉を
思い出しました。
「オペラは空間の芸術だから、気持ちよく響けばイイんすよ。」
そう、そう! この言葉を聞いたのは、
私が「メロディアスな曲が少ないオペラは退屈でつまらない!」
「みんな、どうやって長時間、座っていられるのでしょうか?」
という質問をしたときです。
先生の答えを聞いて、
「なるほど! 声や伴奏が美しく、心地よく響いていれば、
何時間でも味わえるんだ!!」と、納得して、それ以降は
結構オペラを長時間、楽しめるようになったのです。
空間を意識して響かせること。
それはプロの歌手でなくても、いえ、凡庸な生徒の私だからこそ、
精進する必要があることのようです。
空間を引き擦らず、まろやかに響かせることに専念する・・・・・
ここでさらに思い出したのはミュージカル「オペラ座の怪人」の
♪Angele of Music
Guide and guardian 導き 見守ってくれる天使
Grant to me your glory あなたの栄光を私にもたらしてください
決して、<努力を諦めて神頼み>というわけではありません。
この美しいメロディーが頭の中で響くのを聴いたら、
空間・宇宙・愛などの、自分ではどうにもならない存在を感じ、
その真実(=真理?)に少しでも近づきたい、という思いが湧き、
少し気が晴れた年明けでした。