懐かしいMariaの写真が出てきたので暫く楽しみたいと思います。
著者が危惧する(=効果がないばかりか、関節を傷める可能性あり)理由は、
p.52 ①上半身の不完全な体操を行っている
②ひざに負担をかける不自然な跳躍をしている
③腰に負担がかかる無理な前屈をしている
①は、「かんぽ生命」の解説によると、
「肩関節を柔軟にし、肩コリや首筋の疲れをとる」のが目的。
本来はひじを伸ばし、肩を外側に上げる筋肉(三角筋)を使って、
身体の前で大きな円を描くように回すもの。ところが高齢者は
ひじを曲げて体の前で小さな円を描く人が少なくない
私が思うに、高齢になると、肘も膝も伸ばせなくなってきます。
「あの人、美人だけど、な~んか動きが年寄りくさい」「なぜだろう?」と思うとき、
一目でわかるのは、
1.背中が盛り上がっていて(瘦せていても!)、首が前に落ちている
2.内転筋が弱く、脚の内側が締まっていない(立ち姿勢)
さらに体操が始まると、
3.肘がまっすぐ伸びていない
4.膝も曲がっている
5.跳躍ができない
なので、肘や膝裏のストレッチをしないで、勢いよく回したところで、
何の意味もない・・・・
でも、私はラジオ体操が好きです。
自分で工夫して、バレエ風にできるし、効果が上がるよう常に頭を使えます。
誰かから<褒め言葉>が来ることがあっても、誰も文句は言いません。
私の真似をしたい人が増えて、毎朝講習会のようになってきています。
そういう風に「ボランティアで人の役に立つ」ことが嬉しいのです。
しかも、色々なバックボーンの高齢者から沢山のことを学べます。
これこそが、ラジオ体操の一番の効果なのではないでしょうか。