表記タイトルの上に小さい文字で
「痛み かゆみ 便秘 に悩んだら」という文字があります。
著者は皮膚科医を4年間やったあと肛門科に転身したというお医者さん。
今や日本人のかなり多くの人が使っている「洗浄便座」がヤバいとのこと。
論点は二つ。
p.3 ①本来、正しく排便できていれば、オシリを洗う必要はありません。
p.4 ②オシリが汚れるのは”出残り便”があるから
では、用語解説です。
p.4 出残り便とは:著者の造語で、登録商標だそうです。
毎日、便が出ていても、すべてを排出しきれず、出口(肛門)に
便が残っている人がいます。この残った便を「出残り便」と呼び、
この状態を「出残り便秘」と呼ぶ。
何度拭いても紙に便がついたり、下着が汚れたりするときは、
出残り便がある可能性が高いです。
p.126 排便後、3回以上拭いても紙が汚れる場合
スッキリ出し切れておらず出残り便がある可能性大です。
p.127 スッキリ出し切れていたら3回目に拭いた紙には便はつかないどころか
1回目からつかないこともあります。
確かに、最近読んだ「便秘の本」には、「欧米人は腸の形状が解剖学の教科書通りで、
日本人の腸は曲がりくねっていたり、横行結腸が下の方に脱落していたりする」
と、ありました。肛門の位置も、すごく後ろなので、紙は不要そう・・・・
昔、玄米菜食の料理教室に行ったとき、そこの大先生が
「私なんて、毎日快便で、まったくの紙いらずよ」と言われたので、
へぇ~、羨ましいと思ったことを覚えています。
つまり、私自身も昔から軟便気味で、洗浄便座は手放せません。
で、それのせいのトラブルで肛門科に行く人が増えている情報は見逃せません。
p.35 肛門のすぐ上にある直腸では便から水分を吸収するため、
便がドロドロの状態ではなく、ちゃんとした形になって出てきます。
モノの本には、「バナナ状の黄色に近い便が最高」とか、
生菜食の友人は「毎日、直径3㎝長さ30㎝のモノがスルスルっと出るのよ」と。
そのサイズを聴いたときの私、あまりの違いに卒倒しそうでした。