昨日メモしたように、肩の痛みそのものは、力学的に無理な負荷で起こるのですが、
その状況を長引かせ、さらに悪化させるのが「悪い姿勢」だそうです。
p.44 長時間姿勢を正さずに腕を上げた作業を続けると、
やがて肩関節を後ろに引いた正しい姿勢ができなくなってしまいます。
(中略)
p.45 時間が経つと、習慣になった悪い姿勢や腕を上げたままの体勢が
肩関節の組織を変化させることになり、組織の摩耗が柔軟性を低下させて、
腱板と肩関節の組織の変性をもたらします。
長時間の悪い姿勢は、けがと同じくらい重い障害を引き起こすことがある。
P.48 姿勢のポイント
・まず姿勢を正しくして座る。
・定期的に猫背の姿勢を直す。
あ~~らら、こらら・・・
これまでの著者の主張は的を射ていて、納得でしたが、
正しい姿勢をつくる方法は、いささか乱暴、、、というか無理があると思います。
「良い姿勢」とはどんなモノか?
フツーの人(正しい指導を受けていない人)の思い込みは、かなりバツ!
私のように長年、自力整体を実践し、バレエの先生に矯正されていても、
ついつい悪い姿勢になってしまうほど、「良い姿勢」を保つことは
難しいことです。
だから、欧米ではパーソナル・トレイナーなどというビジネスが
成り立ってきているのねぇ~と思うのです。
本の後半は、簡単なエクササイズが紹介され、これ自体は分かり易いので、
私は1カ月くらい続けてみようと思っています。
正しい姿勢キープに関しては、バレエか個人指導、自力整体をお薦めします。