給餌バスケットの上でみかんを突っついているのはメジロのカップル
著者はハーバード大学医学部臨床精神医学准教授。
分厚くて、えらく大変な本ですが、
勝間さんのお薦めの本なので、一生懸命読みました。
P.13 わたし(著者)が目指すのは、運動と脳をつなぐ驚きに満ちた科学を
わかりやすい言葉で語り、それが人間の生活にどのような形で現れるかを
示すことだ。
そして、運動が認知能力と心の健康に強い影響力をもっているという認識を
確かなものにしたい。
運動は殆どの精神の問題にとって最高の治療法なのだ。。。
著者が初期に<ネーバーヴィルの高校生たちに試した手法>は、
運動量を数値化できる計器を購入し、科学的にデータを取ることでした。
P.16 腕時計式のデジタル心拍計と、胸に装着するトランスミッター
P.20 ネーバーヴィルの体育の神髄は、スポーツではなく、
健康(フィットネス)について教えるところにある。
根本にある考えは、体育の授業を通じて
自分の健康を観察し管理する方法を教えることができれば、
その知識は生涯、役立つだろうし、
生徒たちにより長くより幸せな人生を送らせることができる。
実際に著者の指導を受けた高校生たちの成績は下の方から急カーブで上昇。
医学者が、多くの一般人の健康レベルを上げるための研究は
「公衆衛生学」だそうです。
私はニュース番組やドキュメンタリーを見ていて、
面白そうな取り組みがあれば、すかさずググって情報を収集します。
一般にも開放されていて、訪ねていくのが可能な地域なら、
実際に体験したり、講習を受けるようにしています。
でも、多くの場合、その成果は<ごく限られた狭い範囲>に留まり、
地域全体はおろか、全国的に広まるなどということは夢物語です。
それは何故か?
どうやったら<コスパの良い、効果的で楽しい体操を広げられるか?>
「自分の健康を観察し管理して、より長くより幸せな人生を送る」
その方法をシェアする方法を模索しています。