この鳥は可愛らしい飾りを頭に乗せたカンムリウズラ California Quail
3年前の本です。副題は
「血液・リンパ液・脳脊髄液のしくみと流しかた」
<脳脊髄液>? おぉ、今年、整形外科のリハビリで聞いた言葉だ!
巷では聞かないけれど、治療家の間では流行っているのかなぁ?
といった程度の興味で読んでみました。
P.56 体は「水風船」のようなもの
P.57 「人間のカラダは何か?」と聞かれたら、
「皮膚で覆われた水の中に、
人間として生きていくのに必要な要素が
一定の秩序を保ち、プカプカ浮いている状態」
悪い部位だけ見てもだめ。
カラダという水風船全体のバランスが大事
ふむ。この考えは、野口三千三先生の理論と通じているな~と思います。
驚くべきは、この重要な体液を循環させるのに必要なこと(体操)が、
モゾモゾ体操(P.132)と、深呼吸(P.150)だけ……
だけ、というのは語弊があります。他にも
P.61 「二の腕の後ろ面(上腕三頭筋)」を押そう!
(しかも、足で!?)
あ~、懐かしい! それは楽健法で散々練習した<踏み合い健康法>
こういう処で繋がっていたのね、と、笑みがこぼれます。
P.66 脚の付け根の体液がよどむと、腰痛になりやすい
腰痛やぎっくり腰で腰が重い、だるい時に必ず固くなる筋肉群。
驚くほどカチカチにこり固まっています。(中略)
それが<足の内転筋群>
P.67 昔、多くの人が「身体を使って働いていたとき」は、
特に意識しなくても体液循環はスムーズに出来ていたけれど、
現代人は、極端に体を動かさなくなっています。
環境の変化とともに、運動障害ではなく、
体液循環障害が腰痛の主な原因になってきています。