「大往生」に必要な<整体、整食、整心>の説明を続けます。
<整食>は、読んで字のごとく、「食べ方を整える」です。
これまた、巷にダイエット法・食べ方指南が溢れかえっている時代です。
万人に適した食べ方、「ベストはこれ!」という決め方はできません。
自力整体では、整食法という名前で、お勧めの食べ方があります。
これですら、初期の考え方と、現在はかなり違ってきています。
初期の整食法は、
①朝は水分のみ(具なし味噌汁とかお茶のみ)
②昼は炭水化物の繋ぎ
③夕食はタンパク質と野菜(炭水化物は摂らない)
このコンセプトは、
①午前中は、前日のの食べ物を消化しきり、胃腸を休める時間。
だから、固形物は食べない。
②と③は摂取食べ物により、消化酵素が違うので、
炭水化物とタンパク質や脂質は一緒に摂らない(=単食法)
◎旅館の朝食に出てくる和食1回の分量を、1日3回に分けて食べる。
私は膝痛を治したくて、「自力整体」を始めたので、
矢上先生の初期の本に忠実に、この整食法に取り組んだ結果、
3kg減量、膝痛完治!
その後、食べ方は家族の要望、自分の体調観察・管理の工夫の結果、
どんどん変わってきています。
矢上先生からも「糖質制限」の提案があり、これも実行しています。
でも、極端なものではなく、臨機応変。
旅先では、その場所ならではの珍しいご馳走を楽しみ、・
食べ過ぎで苦しくなって、後悔することもあります。
救いは、<ゆるぎない原則があること>
食べ過ぎとか、体調不良のときは、極力小食にして、早く寝てしまう。
すると、殆ど1晩で治ってしまいます。
小食は最良の処方!と感じています。
母も、極端に小食の人でした。
食べ物の内容は、朝食は「トーストと目玉焼き」
昼は「うどん」や「スパゲティ」
夕食は食堂でバラエティ(日替わり)豊かなご馳走でした。
糖質制限とか、現代風のダイエット事情を鑑みれば、
決して推奨はできない内容ですが、<小食>という点だけで、
内臓の病気を免れ、救われていた感じがします。
欲を言えば、母が、もう少し真面目に筋トレ的な体操を心がけていれば、
腰曲がりや圧迫骨折を防げたのでは?と思っています。
「気づいたときに、色々体操してるのよ」と言っていましたが、
毎日決まった時間にする習慣がありません。
そういう母を眺めながら、
「どうやったら、多くの高齢者に、予防医学・自力整体を伝えられるのか?」
を考える日々です。