「筋肉」よりも「骨」を使え!  甲野善紀 & 松村卓  2014/5

骨ストレッチの理論解説ではなく、武術研究者・甲野氏との対談で
日本の教育や、流派の代表者による非理論的な現状を憂える書です。
「へぇぇ~、なるほどね~」と思うことがた~くさん!

特に武術を極めようとする甲野氏の言葉は重く、興味深いです。
P.102 自分だけ特別なものを隠し持っていると、
   「人生の税金」として税を徴収される恐れがあります。
   それはお金では済まず、事故だったり、
   身近な人の不幸だったりする場合が多いと思うんですね。

   (中略)一つ新しい術理が生まれたら、次はこれを否定して
   さらに先に進みたいという、次へ次へという思いがつねにあります。

P.111 もともと「体」という字は「體」と書いていたわけです……
   まずは「骨が豊かな身体」に戻さなければ始まらない。

上記は、<筋トレ>全盛時代のいま、
「筋肉ばかり鍛えていても、理想的なPerformanceはできないぞよ~」
という継承のようです。

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