《か》 乾布摩擦で冬を楽しむ
冬になったら毎朝、乾布摩擦をしています。寒いですからネ。
裸になった瞬間はキュッと血管が縮んで、ウッと思います。
でも次の瞬間に右手に持ったタオルで先ず左腕をこすり、持ち替えて右腕をこすると、
腕だけでなく全身が温まり始めます。腕の次は脛(すね)から太股へこすりあげ、
肩周辺、そして下腹周辺をこすります。最期はタオルの両端を持って、背中を
たすきがけのように斜めに両方向こすり、ヒップを横方向、お臍の下を横方向。
この間、わずか3分で全身が赤く、熱くなり、寒さは吹っ飛びます。
この習慣のせいだけかどうかは分かりませんが、
私は年中薄着で健康を保っています。
ところで寒がり・冷え性の人は裸になるのが嫌いなようです。一瞬でも冷やすと、
回復に時間がかかり、寒くて辛い思いをするからでしょう。では解決策は?
彼女達の多くは1.暖かい肌着を重ね着する。2.毛糸のパンツにズボン下、
ウールのパンタロンを履き、上はセーター、カーデガンなどを着込む!
3.寒い場所に行かない。
重症の人は、就寝中も靴下をはき、電子敷き毛布や掛け毛布は当たり前なのだそうです。
大変ですね~。何がって、着込んだ衣類の洗濯の手間と費用、電子式寝具類の電気代、
それら諸々の購入費用と保管場所まで考えたら気が遠くなりそうです。
そんな方に乾布摩擦を勧めても、
「それは貴女が特別に強靭で、冷え性じゃないからよっ!!!」と怒られてしまいます。
「そうかな~~??こういう努力をしているから強靭になったんですけどね~」と思いつつ、
それ以上言うのは「おせっかい」らしいので、黙らざるを得ません。
乾布摩擦が健康に役立つ理由は、
「皮膚を刺激することによって自律神経を調製したり強化できることと、
乾布摩擦が毎日の習慣になって規則的な生活リズムをつくれること」だそうです。
石油の枯渇や電気代・物価の高騰は目の前に迫っています。
地震・災害にも、いつ襲われても不思議でない時代です。
ただで出来る乾布摩擦は、厳しい時代を乗り切るための優れた先行投資だと思います。
冷え性の貴女もまずは、暖かい部屋で挑戦し、
徐々に寒い洗面所で肌を引き締める楽しみに移行していってはいかが?