100歳まで動ける体になる「筋リハ」 久野譜也・著 2017/12

写真は那須岳の続き 錦織りなす那須名物

明快な論理と簡単な方法論が展開するので、私好みの一冊。
例えば、
P.22 人間は、筋肉から衰えていく生き物です。
   また、筋肉によってよみがえる生き物でもあります。

   (中略)衰えるのもよみがえるのも筋肉次第。
   病気になるかどうか、健康を維持できるかどうか、
   いつまでも元気に長生きできるかどうかといったことに関しても、
   一番のカギを握っているのは筋肉だ

いやぁ、自力整体的にいえば、
一番気にするべきは、背骨の配列と柔軟性で、それを支えるのが筋肉。
その筋肉をクリーンにして、稼働率を上げるのが自律神経の感度。

とか、なんとか、、、
お父さんとお母さんと、○○と□□はどれが一番大事??みたいなもので、
全部が繋がっているから断定はできませんが、
確かに筋トレは<嫌われがち>な行為ですから、意識することは重要です。

だから、著者が言っているような文章を生徒さんたちにお伝えして、
頭に刻み込んでもらうと、効果的なのです。
それでも聞こえてくる(帰って来る)返事は、

  「だってぇ~~、楽しくないんだもぉ~ん!」
  「辛すぎるんだも~ん!」
  「出来ないんです~・・・・」

などの大合唱。
だから、私は言います。

 「いいえ! 出来ることから始めるんです!!
   ①痛くも痒くもない、か~~んたんな腕立て伏せ。
     (しゃがんで三つ指を着き「いらっしゃいませ」のお辞儀。)

   ②簡単すぎる!と思ったら、掌と膝の間隔を少し広げる。
     (お、ちょっと苦しい。)

   ③もっと出来る!と思ったら、脚をもっと伸ばし、フツーの腕立て伏せ
     (ヒーっ! 苦しい!! と思ったら②にもどる)

筋トレが嫌いな人たちは、常に「フツーの、きつい腕立て伏せ」を思い浮かべ、
あまりの辛さに、筋トレなんか! 運動なんか大嫌い!! と言います。

でも、運動強度は自分で選べるのです。
そして楽しく続けることができるのに、、、
ということで、私は色々な場所で
「強度は選べるんですよ~~! お好み次第ですからねぇ~~!!」
と、叫んで、筋トレ普及に努めているのです。

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