以下、とても重要なことなので、そのまま抜き書きします。
P.155 丈夫な足腰でいたいと思うと、つい足を鍛えようとしますが、
実は何よりも背中の力を重視すべきなのです。
膝や股関節、腰など関節に痛みが出るのは関節に負担がかかっているわけで、
その負担は、
まずは背すじをまっすぐに立てられなくなることでかかってくるのですから。
人の頭の重みや重心の話を思い出してください。
悪い姿勢で前傾したままでいると、
どうしても体の重みをずっしりと関節で支えることになってしまいます。
ここで自力整体の登場です。
一般に、骨盤が後傾している人が多いので、著者が言う「良い姿勢」をつくるのが難しいのですが、
自力整体の輪っかタオルを使って、前傾を体感することができます。
<骨盤は前にも後にも自由に傾く>という事実を認識しないと、
良い姿勢(頭、胸郭、骨盤の<団子3兄弟>が整列する)を保てません。
実は骨盤は前後だけでなく、左右にも内外にも動きます。
人間は動物ですから、「これが最強の姿勢じゃ!」といって、固まるのではなく、
「概ね真っ直ぐ。でも常に流れがあって、色々な方向に動いている」
のが、正解なのであろうと、わたしはみています。