p.57 脳脊髄液とは、脳と脊髄の間を循環している液。
脳を衝撃から守ったり、脳に栄養を届けたりするほか、
「脳の老廃物の排出」にもかかわっている。
一説によると、一日500mlの脳脊髄液が作られる
2013年にアメリカのScience誌に載った研究によると、
p.58 「グリンパティック系」と呼ばれるメカニズムで、
脳脊髄液を脳全体に送り届けることによって
脳にたまった老廃物を血管へと押し流す。
押し流された老廃物は、血管を通って肝臓に届けられ、
そこで最終的に処理される。
ここで重要に見えるのは、
p.59 脳の老廃物を除去するシステムの活動は睡眠中に活発になる
(中略)脳脊髄液を脳全体に送り届けるのには大量の
エネルギーが必要となるため、情報を処理するという仕事が
少ない睡眠中にしか、グリンパティック系が機能できない
と推測している
色々な意味で、睡眠の質は大切なようです。