野垂れ死にの覚悟  3   感情失禁

以下、近藤氏の談
p.53 運命を呪い、最期まで怒鳴り散らす人々は男性に多い
p.54  なにもかも周りのせいにして、最期まで怒り狂いながら、
    死んでいく。女性にも時々います。

    (中略)半分ボケが入っているいことも多いです。
    人間の脳は本能の部分が最初にあってね。脳が発達するに
    つれて知識や理性を司る新皮質ができて、原始的な古い
    ところを抑えています。

    ところが新皮質の細胞が脱落していくと、抑制がとれて
    感情が全開しやすくなる。「感情失禁」とも言います。
    がんの再発とかわかると、一気にブレーキがとれて
    本能むきだしになってしまう。

*****************
p.55 曽野:いやなおじいさんとおばあさんが死ぬと周囲はほっと
     します。(中略)「良かった。死んでくれて!」って、
     素晴らしい幸福を与えられるでしょう。
     (中略)お通夜の席で、誰もなくに泣けないでしょうね。
     嬉しくて(笑)。
    
*****************
お一人様シリーズの上野千鶴子さんによると、
<かなり立派な、理性的だった方でも認知症になることは珍しくない>
そうです。しかし80歳過ぎてから認知症になるのと、
60代から<認知症じゃないけれど>、<メチャ感情的で意地が悪い>のは
最悪です。

そういう人を介護しなければならない立場になったら・・・・・と思うと、
ぞっとします。しかも、そういう人に限って内臓は強くて、長生きで、
体力もあるらしいから始末が悪い。

どっちにもならず、穏やかな性格を維持して枯れるように死ねれば最高!
そのためには、<病気になるような生活をせず><生きがいを持ち>
<Giveの五乗精神で>暮らすのが良いようです。

上部へスクロール