自宅での看取りに関して、かかりつけの先生は
「色々な違うことが次々と起こります。
相当な覚悟と体力が必要ですよ。
でも、連絡をくれれば僕が駆けつけるから
慌てないで、一緒に協力して頑張りましょう!」
この言葉は、ずっと大きな励みになりました。
入院中、看護士さんがやってくれていたことは
高栄養点滴の管理、ただれた部分へのクリーム塗布、
シャンプー、清拭、オムツ交換、食事準備、胃液吸引など。
退院直後の1週間は、これらを全て私がやりました。
「何でも欲しいだけ食べて良い」とのことだったので、
色々試す度に、下痢を繰り返し、ミルク飲み人形のよう。
それでも自分の腹筋・背筋力で腰を上げてくれたので、
オムツ交換は割とスムーズでした。でも、下痢の始末は
要領が分からず、完璧にはできませんでした。
(後に介護士さんが「防水シートを広げてジャブジャブ洗う」
のを見て、なるほどね、と思いました。)
次に頻繁だったのが「水を飲みたい。かき氷を食べたい。」
かき氷は「製氷機の氷をフードプロセッサーでサラサラに砕き、
スプーンで口に入れてあげます。」
ガリガリ君とか小倉アイスキャンディーが欲しいときもあり、
普段は食べる習慣がなかったコンビニのサンドイッチとか、
季節外れのスイカとか・・・・・
せっかく苦労して買ってきても、
「不味くて駄目」と言われると、かなりガッカリ。
かかりつけ医のモルヒネ投与が始まってからは便秘気味で、
オムツ交換は格段に楽になりました。