p.51 抗重力筋とは、名前のとおり、重力に逆らうように
縦に伸びる筋肉のこと。硬くこわばったサポート筋肉を
ほぐさないと、抗重力筋は発達しません。
抗重力筋のなかでも、美脚に大きく関わってくるのが、
足底、ふくらはぎ、膝の裏、太腿の裏にある筋肉です。
(中略)抗重力筋は重力に対抗して体を下から持ち上げて
くれる力があります。関節が歪んでいると、抗重力筋が
十分に発達しないため、体は重力に負けて下がった状態に。
p.52 (抗重力筋は、上記美脚に関わる筋肉のほか)
お腹まわりの腸腰筋(大腰筋と腸骨筋)に連動し、さらに
胸の胸骨筋、胸鎖乳突筋に連動して上に上にと引き上げる筋肉。
上半身が引きあがると股関節の負荷が軽減されます。
股関節の歪みがなくなると脚はまっすぐになり、
硬く強張ったサポート筋肉がなくなるので、抗重力筋は
上に伸縮し、お尻を引き上げ長い脚ができあがるのです。
確かに、「引き上げ」というのはダンスの世界では当たり前で、
私は最近、水泳のレッスンの時でさえ、言われます。
「KOMAさん、お腹の力が抜けちゃってます。
もっと肋骨を引き上げて!」という感じで・・・・
そしてつい最近、思ったのですが、
山を下るとき、肋骨を引き上げ、お腹を引っ込めていると、
足底が滑らず、安定して降りられます。
「あっ、ダンスだ~」と思う瞬間です。